第5章 首の事 チャールズ著
私たちが働きの当初 決めておいたことは、神様は、すべてのものをシンプルに作られたので、私たちもそのようにあるべきだと思い、いやしを行なう際 私たちが行なうすべてのことに、区別がつけやすく憶えやすい名前を付けることでした。 時にはいやしの方法に関して、神様から どこで最初のひらめきをいただいたのかを 思い出すことは困難です。 「首の事」については、どこから始め なぜ私たちが現在の方法を始めたかを思い出すには、記憶をたどっていかなければなりません。
私たちの家に、足の指に痛みを持っているお客さんが来られました。 私は彼の足と指とを伸ばしましたが、痛みは去りませんでした。 彼に、医者は痛みの原因について 何と言っているかを、尋ねました。 私たちは医者を信じており、もし神様のいやしを受けることができなければ、医者に行き、どこが悪いのかを聞く必要があると考えています。 そうする事で私たちは、どの箇所を どのように、神様の力によっていやしを行なうのかを知り、超自然的ないやしを受けやすくします。 この男性によれば、整骨医は彼の背骨の椎間板が薄く、その部分が腰のあたりであったにもかかわらず、首を調節するたびに痛みは去るのだが、後に引き続いて痛みが戻ってくるということでした。 私は両手を彼の首に当てました。 指を背骨の上部に置きました。
「信じる者は、 ・・・・ 病人に手を置けばいやされます。」 (マルコ16:18)
その時、私は手の他の部分が どういう箇所に触れているか、よく分かりませんでした。 後で、私の手のひらは、首の両側の主要な頸動脈(けいどうみゃく)の上にあったことが わかりました。 血液がこの動脈を通して 脳に送られているのです。 ですからこれは、脳細胞のあらゆる治療が必要な部分に 神様の力を与ていることになり、また 手のひらは、脳から身体の前部に伝わる神経の上に位置していました。 このようにすると、自然に親指がこめかみの付け根の上を押さえ、(この部分がよく悪くなります、) この親指で 身体の中で一番強い筋肉に触れていることになります。
このように手を置くことをする事により 同時に、身体の3か所の重要な部分に 触れることができるように手を造られたのは、偶然だったのでしょうか。 または、神様が私たちが超自然的に病人をいやす方法を人々に示すときに、私たちが神様はすでにすべてをご存じであったことを
発見するようにも計画されたのでしょうか。
右に述べたように、私は丁寧に手を置き、ゆっくりと左右に頭を傾けるように、そして前後にも傾けるように 言いました。 これをする事により、私は同時に、後になって呼ばれることになった いわゆる「首の事」をしていたのです。 私は、すべての筋肉、筋(すじ)、腱、脊椎骨に 正しい位置に戻り、薄い椎間板に イエスの御名によりいやされるように、命じました。
それから彼は自分で頭を回し、「もう痛くない。」と叫びました。
私たちはこの方法を長い間やっています。 そしてその結果は、頭痛に対して驚くばかりです。 ロイ・レワイ博士は 非常に有名な整骨医ですが、私たちが何をしているのか、そしていやしの結果が何故そんなにすばらしいのかを、教えてくださいました。
「首の事」を通して、私たち自身がするだけでなく、私たちがこの神のいやしの超自然的方法を教えた
何万、何十万という人々を通しても、驚くべきいやしが成されました。
頭痛や、神経性難聴、首の関節炎や、脊椎骨の骨折や、ヘルニアや、分解した椎間板や、首の骨折も、そして こめかみの病気なども、この方法により ほとんど100パーセントいやされました。 健康問題の大多数は、基本的ないやしの方法、「全体の事」 すなわち 足や腕を伸ばすこと、 「首の事」、 「骨盤の事」 によって いやされることに気づきました。 このようないやしの方法は、背骨を矯正するだけでなく、神経が筋肉を正常に動かし働かせるようになるので、内蔵にも効果があるのです。
第6章 骨盤の事 フランシス著
神様はあなたが聖霊に敏感で、聖霊と共に協力して働くあなたの能力以上に、「機知に富んだ発明」とアイディアを
与えてくださいます。
フロリダ州ジャクソンビルの集会で、一人の がに股の男性がやってきました。 私の思いの中に一つの考えが入ってきたとき、私は彼の足が外にではなく 内に回るように命じる以外 どのように祈ってよいかが分りませんでした。 それじは、「閃光」のように 思いの中に入ってきましたが、神様は私に何かを語り、そしてそれは 背骨と関係している、と言われたのです。 整骨医がそこにいましたので、私は彼に、背骨に問題があるので、それが原因で このようになるのですか、と聞きました。 彼は、「この男性の骨盤が外側を向いていて、内側に向くように調整されなければなりません。」と言いました。 このことは、常識や 医学の世界では
とても困難で不可能なことですが、神様の国や 超自然の世界では、これはとても簡単です。
私は彼の骨盤に手を置いて、足が正常になるまで、骨盤が回るように 命じました。
すると、骨盤全体が回り始めたのに気づき、誰よりも私が一番驚きました。
私はそれをしていませんでした。 彼もそれをしていませんでした。 神様の力以外に考えられません。 すぐに回り始めましたが、すぐに止まりました。
そして彼は 神様の力で倒されました。 彼が起き上がった時、足はもう がに股ではなく、完全にまっすぐになっていました。
再び、神様は私たちに、いやしに関して 超自然の門戸を開いてくださったのです。 神様の力によって骨盤が回り、がに股が矯正されるならば、内股の人も同じように矯正されるはずだと気づくのに あまり時間がかかりませんでした。 私たちはそれをやり、その通りになりました。 それ以来、私たちは多くの内股の人の骨盤が回り、いやされるのを見てきました。
私たちはこのことについて多くの医者と話し合い、彼らは全員 これは他の病気に関しても
とても大切で、重要なことだと言いました。
というのは、この簡単な手を置くことにより、骨盤全体にいやしを働かせるたびに、多くの
女性の病気がいやされるからです。 骨盤が回っているとき、女性器が正しい位置に戻るように命じるだけで、何百人という婦人が 月経不順の症状からいやされました。
背骨にかかわる多くの病気や 仙骨が、この方法を通していやされました。 背骨が正しく矯正されるように命じてください。 硬くなったり、また外れた仙骨等が この「骨盤の事」をする事により、正しい位置に戻ります。 前立腺が普通になるように命じることにより、前立腺の病気はいやされます。 結腸(S状結腸、直腸)の病気は、結腸をコントロールしている神経に、普通になるように命じることにより
いやされます。
実際、腰からお尻の間にあるどの器官でも、この簡単な方法でいやされます。
人体の写真や絵をよく見て、どの器官がどこに位置しているかを知るのはとても良いことです。
骨盤は時々「お尻の骨」とも呼ばれます。 これは平たい骨で お尻の周りの骨格を整えています。
腰の横のあたりを手でさすれば、その骨の上部がはっきりとわかります。 そこに手を置くのです。 命令を下すと、その部分が調整される必要があれば、骨盤は回るか 一方か他方に動きます。 もし何も調整される必要がなければ 何も起こらないし、動きません。 多くの場合、一方が他方よりも高いのですが、そのような場合、高い方を低く 低い方を高くなるように 命じてください。 神様の力が働くことは 本当にすばらしいことです。
この簡単ないやしの方法を 軽く思わないでください。 信じられないほどすばらしいことが起こるのです。
● 付記・「骨盤の事」
仙腸骨(骨盤の左右の腸骨 + 仙骨)は 多くの違った場所に位置することがあります。
時には骨盤は 仙骨の上を動き回り、一方の足が短くなるか、または 外れて 両方の足が同じ長さでも
脊椎が側弯(曲がる)している。 仙骨は前方に傾き 身体が前方に湾曲するか、後方に傾き
まっすぐになるか、後ろにそるようになります。 これらのすべてには、「骨盤の事」を行ない、仙骨に正しい位置に戻るように 命令する。
第7章 いやしを行なう時 チャールズとフランシス著
「病人をいやす秘訣」の本、ビデオテープ、カセットと共に、この「いやしのハンドブック」は、致しの基本原則を短く簡単に教えています。 この本を読めばすべてがわかる というものではありません。
また、医学的、科学的な処置や方法がわかるために、この本は意図されたものではありません。
彼らは単に ガイドラインを示しているだけです。
全員、できる限り、私たちの大会前になされる いやしの学びと 復習セミナーに出席し、そこで医者の説明や教えも聞くように お勧めいたします。 聖書にあるいやしの方法を行なう原則と、私たちの教えが脳裏に刻まれ、多くのことを学ぶ事ができます。
いろいろな医者による説明の英語カセットは、私たちの事務所を通して得ることができ、それらは大切な教えです。
もしあなたが さらにいろいろな病気について知りたければ、多くのすばらしい医学書が書店にあります。
もし何か分からなければ、あなたの主治医にでもお聞きください。
私は 医者のアドバイスに従うようにと、強調しても強調しすぎることはありません。 私たちは医者ではありません。
私たちは、教えているすべての信者に、医学的方法をとるのではなく、イエスの御名により
神様の力を、子供のようになって用いるように、と教えています。
● エイズ (後天性 免疫不全症候群)
エイズという言葉は、後天性 免疫不全症候群のことです。 この特別な病気は
非常に大きな問題になっており 急速に今日増加しているため、詳細にわたり説明いたします。
1987年4月に、私たちは エイズに対する医学的解決はなく、全く見通しが立っていないし、効果的なワクチンなどの希望もほとんどない
と聞かされました。 近い将来、クリスチャンや教会に多くの人々から、このエイズのいやしについての要求があるのは
明らかです。
エイズとは一体何でしょう。 これは、HTLV−3ウィルス、すなわち エイズ・ウィルスが原因しています。 その症状は、エイズ・ウィルスは、体内に侵入した最近に対し 効果的に戦うことができなくなるまで、免疫能力を著しく低下させ、消耗させます。 どのようにしてウィルスは体内に入るのか、普通、エイズ・ウィルスは、性交渉を通して移されます。
初期には 同性愛を通してだけと考えられていましたが、複数の異性との性交渉でも可能性があることが
はっきりしてきました。 このことは、エイズにかかっている人が結婚した場合、病気を移す可能性がある
ということです。 エイズはまた、輸血によっても移されます。 また汚い針を使って皮膚注射をしても移されます。
そしてまた、傷口や 血液から 他人の傷口や 粘膜に移されます。 まだはっきりしていませんし
その証拠もありませんが、強いキスによっても移されるかもしれません。 握手をしたり、頬にキスをしたり、咳や、鼻をかんだりすることにより移るという証拠は
何もありません。 もっと調査が必要でしょう。
エイズ患者をどのように扱うか、人が 同性愛 あるいは 複数の異性との性交渉を通して、この病気にかかってしまった場合、まず行なうべき第一のことは、悔い改め、生まれ変わることです。 エイズのいやしは、完全で純粋な悔い改めと、その人が以前にかかわっていた生活様式との決別無しには 行なわれないと、私たちは堅く確信しています。
救いの計画は、特に この病気に関するいやしにおいては、非常に重要ですから、このいやしの一部分である
悔い改めと生まれ変わりとを、ないがしろにしてはいけません。
その後で、イエスの御名によって、この伝染病を叱り、それに対する権威を働かせます。 それからイエスの御名によって エイズの霊を追い出します。 また、イエスの御名により、免疫組織全体に対して いやし
あるいは 回復を 命じます。 イエスの御名により、身体全体に対し、通常の状態までいやされ、回復されるよう
命令します。
エイズの源、あるいは種、あるいは根となる原因は、神様が忌み嫌っておられる種類の罪から発しているように思われます。 不道徳でない夫婦、あるいは個人でも、エイズにかかる可能性があり、その場合には罪の意識が薄いかもしれません。 それでもなお、この病気自体の根源は、罪から発しているように思われるのです。
ここに述べる聖書の箇所はそれぞれ、神様の宮となるべく創造された私たち人間の身体を
汚すという罪に対して、神様が何と考えておられるかを明確に示しています。 レビ記18章全体は、性道徳に関する律法を取り扱っています。
特に、22節、24節、29節に注目してください。
「あなたは女と寝るように男と寝てはならない。 これは忌み嫌うべきことである。 ・・・ あなたがたは、これらのどれによっても、身を汚してはならない。 ・・・ これらの忌み嫌うべきことの一つでも行なう者はだれであろうと、それを行なう者は、その民の間から絶たれる。」
(レビ18:22、24、29)
「男がもし、女と寝るように男と寝るなら、ふたりは忌み嫌うべきことをしたのである。
彼らは必ず殺されなければならない。 その血の責任は彼らにある。」 (レビ20:13)
「あるいは、また、不義な者は神の御国を相続できないことを、あなたがたは知らないのですか。惑わされてはいけません。 売春する者たち、偶像崇拝する者たち、不倫をする者たち、少年男娼たち、同性愛者たち、 盗む者たち、貪欲な者たち、酒に酔う者たち、ののしる者たち、略奪する者たちは、いずれも神の国を相続できないのです。 あなたがたの中には、以前はそのような人たちもいました。しかし、あなたがたは、主イエス・キリストの名によって、また私たちの神の霊によって、洗われ、そして聖なるものとされ、そして義とされたのです。」 (Tコリント6:9−11)
イエス様のこの贖い(あがない)の計画のゆえに、神様をほめたたえます。 エイズ患者に希望はあるでしょうか。
イエス様にあって、はい、あります。
● 子供を取り扱う場合
子供に働きかけるときには、あなたがたがその子供よりもはるかに大きいことを 記憶しておいてください。 慎重にしなければ、その子を怯えさせ、あなたに対する信頼感を失わせることになりかねないのです。 この原則は、大人にも当てはまります。 特に、神様のいやしや解放に 慣れ親しんでいない人には、優しく、愛に満ちた態度で彼らに接するように、注意してください。
あなたは、超自然的事がらにおいて「十分に成熟した」人であるかもしれませんが、彼らはその点では赤ん坊のような状態ですから、同じように
彼らを怯えさせ あなたに対する信頼度を失わせることになるかもしれません。
子供に対する最も良い方法の一つは、しゃがみこんで、彼らの顔と同じ高さに自分の顔を持っていくことです。 にっこり微笑んで、静かに、かつ確信にあふれて語るなら、効果は絶大です。
あなたの手を、手のひらを上にして、開いて差し出し、彼らの小さな手を その上に置く事ができるようにして、子供と意思の疎通を図るのは良い方法の一つです。
子供に働きかけているときは、声を大きくしてはいけません。 イエスの御名によって、悪霊に対する権威を働かせ それを追い出すと同時に、子供に対しての笑みを絶やさず保ち続けることは 可能です。 権威をもって語りなさい。 そうすれば 霊はあなたが本気であることを悟り、従うでしょう。 子供は愛に対して、敏感な反応を示します。 もしあなたが愛をもって接すれば、あなたに心を開いてくれるでしょう。 ですから、その子供を愛していて、その子供を助けたいのだと真に願っている、あなたの内なることを 外に表していきましょう。
● 精神病
個人の思考様式は、結果的には 自分の頭に取り入れることを許可したものです。 ですから、悪い考えや 考え方が 思いをよぎる時、それらの出どころいかんにかかわらず、それらを取り入れるか 拒絶するか、あるいは それらを良い考えや考え方と 交換しようとするかどうかは、個人の選択にかかっています。
実際には、すべての精神病は、罪悪感の結果であると言われてきました。 もしそうならば、それは単純に、彼らの生活に「罪」があることを意味しています。 その領域の支配権と主導権を得るためには、彼ら自体が、どこに問題の源があるかを知り、真に悔い改め、罪から遠ざかり、イエス・キリストを主として 救い主として 受け入れなければなりません。
ここで、この問題について語る際に、「狂気」は、精神病の分野に含まれていないことを述べておきます。
いやしを行なうには、まず その問題が何であれ、イエスの御名により、聖霊の力によって その霊を縛り、追い出します。 たとえば、落胆の霊、抑圧の霊、精神分裂病(統合失調症)の霊、躁病の霊などです。 次に、イエスの御名によって、その人の思いと心とに、神様の平和を語り入れます。
この問題の大半が、悪い考えに基づいているため、この後の最も重要な段階は、その考えを、
「思いの一新」 ・・・ 「あなたがたの精神を刷新されたものに造り変えられなさい。」 (ローマ12:1、2)
によって、変えることにあります。 そのためには、その人の思いと 生活を、神様のみことばで満たさなければなりません。 聖書はこう語っています。
「キリスト・イエスが持っておられたのと同じ考え方が、あなたがたの間にもあるようにしなさい。」 (ピリピ2:5)
これが、私たちがしなければならない決断であることに 注目してください。 神様が代わりに決断してくださいません。 私たちは神様のみことばを読み、黙想し、告白し、思いの隅々までみなぎらせ、実際に生活することによって、私たちの思いを新たにし、神様の考えと全く同じように考え始めるまでにならなければいけません。 人々に、解放を、救いを、聖霊の満たしを得させなさい。 そして、神様のみことば漬けにならせなさい。
それから、この束縛からの解放を 保ち続ける ただ一つの方法は、イエス様に従い、みことばを実行する事です。 それはつまり、自分の考えよりも、神様の そしてイエス様の 願いや目的を優先させることです。 自分の思いのみに集中する人は、暗やみの中に滅びます。 しかし、光を輝かせて、イエス様を現わしていく人こそ、解放を保ち続けることができるのです。
「だから、もし子があなたがたを自由にしたならば、あなたがたは、本当に自由になるのです。」
(ヨハネ8:36)
● 自殺
この種の人々は、本当に助けを必要としています。 その中には 悪魔的な力から解放される人がいるのは事実ですが、他の人々は、敗北感や落胆などの奥深い感情に捕らえられてしまっているからです。
まず、神様が愛してくださっている事を 告げなさい。 そしてただ、 イエス様の赦しを求め、心に入っていただくように願うならば、神様は彼らを解放したいと願っておられること、を
告げなさい。
確固たる、しかも静かな声で、力と権威をもって 彼らの目を見つめ、霊を追い出しなさい。 「悪魔よ、イエスの御名と 聖霊の力により、お前を縛る。 自殺の霊よ、お前に命じる、イエスの御名によって 今、この人から出て行け。」
その後すかさず、その人を救いと 聖霊の満たしに 導きなさい。 それは、勝利ある生活をその人が送れるように、その人が力を得るためです。
聖霊に満たされた牧師が牧会する 良い教会に行くように、その人を導きなさい。 「私たちは与える量に応じて 受け」ますから、彼らは他の人々に目を向けて、他人を助けることを学ぶ必要があるのです。
第8章 脊椎 ロイ・J・リロイ博士
ロイ・J・リロイ博士は、私たちの爆発的いやしの集会に 全部出席されました。
彼は有名な指圧療法士で、その分野で40年間にわたり 精力的に働かれ、今は引退しておられます。
現在は、爆発的いやしの医師団の名簿に登録されており、私たちにその貴重な知識と経験を
貢献してくださっています。
「不可能な奇跡」で紹介したノーマ・ジーン・バンデール婦人は未亡人でしたが、その後神様は一人の男やもめを彼女に送り、彼女は1984年にリロイ婦人となられました。
病人に対する彼らの働きは、不可能な奇跡ミニストリー と名付けられた、力強いユニークな働きです。
最近、リロイ博士が語ったことにより、私たちのうちに大きな反応が起こりました。
これはあなたにとっても 本当の祝福となるでしょう。
「すべての無慈悲、そして憤りは、最初 怒りから始まります。 ある人が行なったことで怒りが引き起こされます。 これにより、体内に過剰なアドレナリンが分泌されます。 身体はこの余分なアドレナリンを吸収する事ができず、その結果 余分のアドレナリンは腎臓に流れ込みます。 しかし腎臓でも処理できないために、アドレナリンはどこか他の場所を探さなければならず、最終的には身体の関節の部分に蓄積します。 これが関節炎を引き起こすのです。」 私たちは関節炎の人には、自分の生活を深く見つめ直し、誰か他の人に対して 無慈悲や 許せない気持ちを抱いていないかどうか、探ってみるように心からお勧めいたします。 もし心当たりがあるならば、それを取り除かなければなりません。
これが関節炎のすべての原因とは言えませんが、統計によれば 最も重要な原因の一つとして挙げられています。
チャールズとフランシス著
リロイ博士は その脊椎に関する知識で、私たちのチームをすばらしく祝福してくださっています。 博士は皆様のために以下の事がらを教えてくださいました。
● 脊椎
統計によれば、成人の約85パーセントは 生涯のある時期に、何らかの形で 背中や首の問題を抱えるようになるとされています。 その問題のほとんどが、何らかのけがの結果です。 たいてい そうした状態は、脊椎骨の不整列、筋肉の損傷、靭帯や筋を違えたり、切ったりすることの
組み合わせによって引き起こされます。 その上、脊椎骨の間にある 椎間板が傷ついている可能性もあります。
脊椎の問題はこのように発生率が高いですから、いやしを求めてくる人々の中にも
この問題を持っているパーセントは高くなります。 チャールズとフランシスは、いやしを働かせるこれらの方法に
ニックネームをつけています。 脊椎のこのような問題は、たいてい以下の方法によっていやしが与えられます。
「腕を伸ばすこと」、 「足を伸ばすこと」、 「首の事」(TNT)、 「骨盤の事」(TPT)
以上の全部を組み合わせたものを 「全身の事」(TTT) と呼んでいます。
それでは、脊椎とその問題について、簡単に復習してみましょう。 脊椎骨は、脊柱を組み立てている骨で、一つ一つ上に積み重なっています。 これらの脊椎骨の間には 椎間板、すなわち 衝撃を防ぐパッドがあって、背中や首をある程度曲げたり ひねったりといった動きを可能にしています。 これらの脊椎骨はすべて、靭帯、腱、および 筋肉によって、正しい位置に保たれています。 脊柱の背後には、脊椎骨の後ろの部分の円形の骨の輪によってできた 溝があって、その中を通る脊髄を守っています。 脊髄は、脳から全身のすべての部分へと走っている、神経の主要な束のことをさしています。
重症の骨折や 脱臼は、骨髄のものだけでなく、それぞれの脊椎骨の間から出ている31組の神経の根のいずれかに 損傷を与え得るのです。 脊椎骨の間にある椎間板 すなわち パッドの損傷は、椎間板 すなわち パッド自体の膨張を引き起こし 神経の根に圧迫を与え、身体の片側 あるいは両側に 痛みや、時には病弱さをもたらします。
脊椎は、頭蓋骨の土台のすぐ下から、頸椎と呼ばれる部分から始まっています。 頸椎とは最初の7つの脊椎骨のつながりをさし、一番上の骨が 環椎、あるいは第一頸椎で、第二番目の骨が軸椎 あるいは第二頸椎です。 頭は環椎をもとにして左側から右側に回り、軸椎をもとにして前後に動きます。 頸椎から走る神経は、顔と頭、首、肩 そして腕の途中まで 通っています。
これらの神経のいずれかに圧迫が加わると、こうした部分に痛みが起こったり、通常の機能が妨げられたりします。 この部分をいやすには、私たちは、「首の事」を行ないます。
胸部(あるいは背中)の脊椎は、次の12の脊椎骨によってできており、それぞれ両側から一組の肋骨が出ており、篭(かご)の形をしています。 この位置の脊椎から出ている神経は、下腕部、両手、そして胸に通っています。 これらの部分のいやしを行なうには、私たちは、いわゆる「腕を伸ばす事」を行ないます。
腰椎(ようつい)は、下部の5つの脊椎骨によってなり、そこから出ている神経は、足(足先)と 脚に通っています。 この部分のいやしには いわゆる「足を伸ばす事」を行ないます。
その次の、脊椎骨よりも幾分大きめの骨は 仙骨と呼ばれ、脊椎全体を支えています。 この骨はまた 二つの臀部(でんぶ) あるいは腸骨(骨盤の一部)に、一連の靭帯や腱、および 仙腸関節を通してつながっています。 この骨盤全体のいやしを行なうには、私たちはいわゆる、「骨盤の事」を行ないます。 大腿骨は、寛骨(かんこつ、大腿骨頭が当たる寛骨臼(かんこつきゅう))に接続しています。
仙骨のすぐ下には、尾てい骨があります。 短い骨で、腸骨のすぐそばにあり 尾骨としても知られています。
首や脊椎のけがで悩む人々に いやしを行なおうとする際、それらの人々が医者にかかっていたり、ギブスをはめていたりするのも珍しいことではありません。 しかし、その際、あなたがこうした器具を取り外したり、調整したりしてはいけません。 そうした行為は、医療行為とみなされかねないからです。 それらの人々に対するミニストリーが終わった後で、痛みが去ったかどうかなどを、尋ねるように私たちは勧めています。 普通は、ギブスが元のままの状態で、何らかの進展があったかどうかを 判断する事ができるからです。 もし彼らが良くなったと報告すれば、彼らに、ギブスを外して 神様のみわざを確かめたいかどうかを尋ねても、良いでしょう。 しかし、その判断は、彼らに任せなさい。 その人に、医者の所に戻り、評価、条件、確認などを 必要に応じて受けるように 勧めなさい。
図の右側には、挟まれた神経が 身体の各部に引き起こし得る 多くの問題、症状、そして病気の一部が列記されています。
左側に書かれている矢じるしは、それぞれ脊椎の各部をさしてあり、そこを神経がごく小さな通路を通って脳に行き、身体全体の様々な部分や器官を支配している。
小さな通路は 62あり、各通路は 約30万本もの神経線維が通っている。
脊椎骨がほんの少しずれただけでも、この小さな通路がふさがれ、それによって神経が挟まれ
通常の神経の刺激の通過を妨げる。